先の強風で枝が傷付いた上、雨続きで水分を含み己が重みで折れたバラを一輪、ミルクポットに活けた。それをテーブルの上に置き撮影していたら、猫らがかわるがわる寄って来ては匂いを嗅ぐ。小さな花瓶に鼻をつっこんでは中からバラを引きずり落とす。果てはむしゃむしゃ食する(うまいのだろうか?)。バラにしてみれば、散々な仕打ちである。だが枝が折れても花びらがちぎれてもバラは変わらず美しい。そして、バラと戯れた猫を抱き上げて顔を寄せればかすかにバラの良い香りがしたりする。